顔脱毛はもっともデリケートな部位の処理になりますので、トラブルがないことをよく確かめてから万全の体制で臨まなければなりません。トラブルがある場合には無理に処理を行わずに改善するのを待たなければなりませんが、どうしても処理を行わなければならない時にはトラブルのない部分だけ処理をするという方法もあります。ただし、症状によってはそのトラブルが周辺にまで影響を及ぼしていることもありますので注意が必要です。
顔脱毛を行う時、家庭用脱毛器で光照射を行うという選択肢がありますが、光脱毛は黒いメラニン色素に反応する仕組みですので日焼けやほくろ、シミなどができている部分に対しては照射を行わないようにします。照射を行う時にはあらかじめ何かで覆っておき、光が当たらないように工夫します。光脱毛は肌に優しいと言われていますので顔脱毛に最適ではありますが、ほくろなどの黒いメラニン色素を持つ部分には不向きですので気をつけなければなりません。ニキビの場合には、ある程度の状態まで改善されていれば照射を行うことができますが、自己判断は危険ですのでできれば専門の施設で施術を受けた方が無難です。
ほくろやシミのある部分に対しては単純にムダ毛を引き抜いていく方法が安全ですが、顔脱毛ということで脱毛という行為自体にも大きなリスクがあります。ムダ毛が濃くて目立つという状態なら目立つ部分だけを毛抜きなどで処理して、あとは顔用のシェーバーで慎重に剃っておくのがもっとも安全です。剃る時には皮膚の表面を削り取らないようにシェービングクリームを使用します。
本来なら、ニキビがある時にはどうしても処理を行わなければならないというのでなければきちんと治るのを待った方が安心です。ニキビができている部分は皮膚のバリア機能が弱まっていますので、普段なら問題にならないような刺激であっても敏感に反応してしまい、トラブルに発展してしまう可能性もあります。